カテゴリ/博報堂共同研究

このブログでは、LINE Research Platform × 博報堂共同研究プロジェクト『若者インサイトラボ』の調査結果を発表しています。

第5回目は、3月3日~10日に実施した「卒業旅行」に関する調査についてご紹介します。


①卒業旅行に行く人の割合は増加傾向。今や大学/専門/短大/院生の3人に2人が卒業旅行に

今年度学校を卒業する予定の人に卒業旅行にすでに行ったかどうかを調査したところ、大学/専門/短大/院では60%、高校/高専では24%、中学では37%の人がすでに今年度卒業旅行に行っていました。アンケートを実施したタイミングが3月上旬(3日~10日)だったので、実際はさらに多くの人が卒業旅行に行くものと思われます。

今年度卒業旅行に行った人の割合

※以降、この記事では「大学/専門学校/短大/大学院」のことを「大学等」、「大学生/専門学校生/短大生/大学院生」のことを「大学生等」と表記します

現在20~50代の人に過去の卒業旅行経験を聴いたところ、卒業旅行に行った人の割合は大学等卒業時も高校/高専卒業時も大きくなってきていることがわかりました。今の20代の3人に2人は大学等卒業時に卒業旅行に行っています。卒業旅行というイベントが世代が進むにつれて普及しつつあるようです。

卒業時に卒業旅行に行った人の割合


②大学/専門/短大/院生の卒業旅行は浅く広く「ソーシャル化」する傾向

ここでは、大学生等の卒業旅行のトレンドを見ていきます。
まず卒業旅行1回あたりの予算について見てみると、最近になるにつれてだんだん下がってきており、卒業旅行が「安」化している傾向が見られます。

大学等の卒業旅行1回あたり予算

次に卒業旅行の行き先のトレンドについて見ると、国内派の割合は現在40代の当時を底として微増しています。
逆に微減している海外派について行き先の内訳を見てみると、アメリカ・カナダ、ヨーロッパの人気が低下する一方でアジア人気が増えてきており、卒業旅行の「近」化が進んでいることがわかります。

大学等の卒業旅行の行き先

卒業旅行の回数についても変化が見られます。最近になるほど卒業旅行に複数回行った人の割合が増えてきていて、「多」化している様子が見られます。

大学等の卒業旅行複数回行った人の割合

卒業旅行に誰と一緒に行くかも見てみると、「一番仲のいい友だち/グループ」と行く割合が減少傾向にあり、代わりに「同じクラブ活動やサークルの人」「恋人」「地元の友だち」と行く割合が増加傾向にあります。

大学等で一緒に卒業旅行に行く人

大学等今年度卒業生の一緒に卒業旅行に行く人

このことを卒業旅行の「安・近・多」化と合わせて考えると、大学生等の卒業旅行は近場で費用・日程を抑える代わりに複数のコミュニティとそれぞれ個別に旅行に行くようになっていて、「狭く深く」から「広く浅く」へ、「一番仲のよい友だちグループとの濃い体験」から「よりソーシャルな役割を果たすイベント」へとその役割が変化してきているものと考えられます。

大学等今年度卒業生の卒業旅行先を選んだ決め手


③高校/高専生の卒業旅行は「SNS映え」志向に支えられTDR/USJ人気が上昇

高校/高専の卒業旅行のトレンドを見ていきます。
卒業旅行の行き先として「東京ディズニーリゾート(TDR)」または「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」を選んだ人の割合が増加していることがわかりました。卒業旅行に行く高校/高専生の約4割が卒業旅行の行き先としてTDR/USJを選んでおり、定番化してきていると考えられます。

高校高専の卒業旅行の行き先

今年度の卒業生について見ると、卒業旅行の行き先を選んだ決め手として「SNS映え/写真映え/友だちに自慢できそう」は全体では上から4番目の理由(13%)となっているところ、TDR/USJを選んだ人に絞ると上から2番目の理由(27%)として挙げられていることがわかりました。
TDR/USJは、SNSやコミュニケーションを通じて友だち同士で卒業旅行の楽しさを共有し合う格好の場として選ばれている様子がうかがえます。

高校高専の卒業旅行の行き先選びの決め手


④一方で、卒業旅行を断念する理由として経済的理由を挙げる人が増加傾向。奨学金利用中の大学/専門/短大/院生で特に顕著

一方、大学生等でも高校/高専でも「経済的に余裕がなかった」ために卒業旅行をあきらめる人の割合が以前に比べて増加していることがわかりました。
卒業旅行をあきらめた理由として「卒業後のためにお金をとっておきたかった」の割合も同様に増えています。

卒業旅行に行かなかった理由

先に見たように学生全体で見れば卒業旅行に行く人の割合は増えていることから今の学生は卒業旅行自体への意欲は増していると考えられますが、しかし学生の経済事情がその意欲の伸びに歯止めをかけてしまっている状況であると言えそうです。

さらに、大学生等の卒業旅行と奨学金の利用状況との関係を見てみました。

まず大学生等の奨学金利用状況ですが、今年度卒業予定の大学生等の44%が現在何らかの奨学金を利用しているようです。

今年度大学等卒業生の奨学金利用状況

卒業旅行に行かなかった人の割合を奨学金の利用有無で比べてみると、奨学金を利用していない人では35%にとどまるのに対し、奨学金を利用している人では47%と12ポイントも高い数字になっています。

今年度大学等卒業時に卒業旅行に行った割合 奨学金利用有無別

実際、奨学金を利用している大学生等は卒業旅行を断念した理由として「経済的に余裕がなかった」「卒業後のためにお金をとっておきたかった」を挙げた割合が奨学金を利用していない人に比べて高く、「アルバイトで忙しかった」の割合も同様に高い結果となっています。

大学等卒業時 卒業旅行に行かなかった理由 奨学金利用有無別

奨学金については返済困難者が増加するなど一部で社会問題化していますが、大学生等の厳しい経済事情が卒業旅行という一大イベントにも影を落としていることがあらためて浮き彫りとなる調査結果となりました。


----------------------------------
【調査について】
  • LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
  • 調査対象:日本全国 15~59歳男女
  • 実施時期:2017年3月3日~10日
  • 有効回収数:事前調査31,982s、本調査3,554s
  • 性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック

【若者インサイトラボについて】
LINE株式会社と博報堂ブランドデザイン若者研究所が、スマホをキーに若者のリアルな生態を解明するためスタートした共同プロジェクト。
国内で6,600万人(MAU)の豊富なユーザー基盤を誇り、国内最大級かつアクティブ性の高いスマートフォン調査パネル(約900万人:「LINEアンケート」のLINE公式アカウント友だち登録数/2017年3月時点)を保有するLINEと、若者のインサイトについて長年研究を続けてきた博報堂ブランドデザイン若者研究所が、共同で調査研究を実施、公開していきます。
----------------------------------

このブログでは、LINE Research Platform×博報堂共同研究プロジェクト『若者インサイトラボ』の調査結果を発表しています。

第4回目は、1月23日~24日に実施したバレンタインに関する調査についてご紹介します。
 


①バレンタイン価値観・・・若者は「楽しみ」。大人は「感謝を伝える良い機会」としながらも、負担感も
  • 全体で最も高かったのは「バレンタインは、日頃の感謝を伝える良い機会だ」。
  • 女性は、10代・20代は、おくりものをすることを楽しんでいる様子だが、
    30代以上になると「義理チョコの習慣がなくなってほしい」・「周りがやっていなかったら参加しない」が上位に。
  • 特に積極的に楽しんでいる様子なのは、10代女性。
    「おくりものをするのが楽しみ」よりも「何かをもらうのが楽しみ」が高く1位。
    また、「何かをもらうのが楽しみ」は男性よりも高い45%。
  • 男性は、20代までは「もらうのが楽しみ」だが、
    30代で(職場での義理チョコが増えるためか)「お返しに困るのでできればもらいたくない」が並び、
    40代以降では負担に感じる人の方が多くなる。
①バレンタイン意識


②おくりものをする相手・・・10代女性は、同性の友達同士で友チョコ!
  •  先の結果と合わせると、『10代女性は同性の友達とチョコをおくりあう』イベントとして楽しんでいることがわかる。
  • 30代以上になると、おくる相手は家族が中心となる。
  • 男性は、7割前後が「誰にもおくる予定なし」ではあるが、
    大学生以上になると、恋人または配偶者へおくりものをする人が2割くらい存在する。
  • いずれの年代でも、「片思い中の好きな人」は上位にあがってこず、むしろ下位グループという結果。
②おくる相手

    ③おくるもの・・・相手に関わらず、やっぱりチョコが定番!若者は手作りチョコ
    • 若い女性は相手が誰でも手作りチョコ・お菓子をおくるが、社会人になると買うようになる。
    ③おくるもの

     ④バレンタインの予算
    • 特に「恋人」・「好きな人」への贈りものにお金をかける。
    • 「自分」が2番目に高い結果に。(バレンタインで誰かにおくりものをすることを言い訳に!?)ちょっとした贅沢を楽しんでいるのかもしれない。
    ④予算

    ⑤義理と本命の境界線・・・おくる側と、もらう側の意識ギャップあり!メッセージにハートが入っているからといって本命とは限らないの要注意!
    • おくる側で1位の「手作りチョコやお菓子」は、もらう側では4位の位置。
      手作りチョコを渡しても、もらう側は本命だと思わないことがあるようである。
    • 一方、もらう側の3位「メッセージの中にハートを入れる」は、おくる側では最下位。
      ハートが入っているからといって、おくる側は本命とは思っていない可能性もあるようだ。
    • もし、「手作りチョコ」を、「手紙やカード」と一緒に、「2人きりの状況で」渡されたら、もしかするとそれは本命かもしれない!?
    ⑤本命⇔義理


    ⑥告白・・・バレンタインに好きな人に渡す予定の女性のうち「4割」は、告白待ち!
    • 好きな人に渡す人は、中高生では「9%」いる。
    • 好きな人に渡す予定の女性のうち、4割が「気持ちを察して告白してきてほしい」派。
    ⑥好きな人からのお返し

    ⑦もらったら嬉しいもの
    • 本命としてもらったら嬉しいもの1位は「手作りチョコ」。
    • 義理でも、「500円未満のチョコ」が1位に。値段に関わらずチョコがもらえたら喜んでもらえるようだ。
    ⑦もらったら嬉しいもの

    ----------------------------------
    【調査について】
    • LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
    • 実施時期:2017年1月23日 ~24日
    • 有効回収数:5,337s
    • 性別年代構成比を市場にあわせてウェイト調整

    【若者インサイトラボについて】 
    LINE株式会社と博報堂ブランドデザイン若者研究所が、スマホをキーに若者のリアルな生態を解明するためスタートした共同プロジェクト。
    国内で6,600万人(MAU)の豊富なユーザー基盤を誇り、国内最大級かつアクティブ性の高いスマートフォン調査パネル(約850万人:「LINEアンケート」のLINE公式アカウント友だち登録数/2017年2月時点)を保有するLINEと、若者のインサイトについて長年研究を続けてきた博報堂ブランドデザイン若者研究所が、共同で調査研究を実施、公開していきます。
    ----------------------------------

    このブログでは、LINE Research Platform×博報堂共同研究プロジェクト『若者インサイトラボ』の調査結果を発表しています。
    2017年、新しい年になりました。第三回目は1月6日~10日に実施した年末年始に関するオムニバス調査のなかから気になる調査結果をご紹介します。

    はじめに、2017年に注目するイベントや出来事のランキングの結果。

    • 最も関心のあるイベントは「トランプ氏の大統領就任」の39%で、どの年代も高い関心を寄せている。次いで「USJの新エリア(ミニオン・パーク)開設」が18%、「プレミアムフライデーの導入」・「ニンテンドースイッチの発売」が同率で17%と続いている。

    • 10代に目を向けると、トップは全体と同様に「トランプ氏の大統領就任」で36%だが、「ニンテンドースイッチの発売」の26%と2位にランクインし、関心の高さがうかがえる結果となった。

    image02
     

    ②一般の人が選ぶ2016年の流行語は「PPAP」。ただし10代では
       「君の名は。」がトップ

    次に、昨年12月に発表されたユーキャン新語・流行語では「神ってる」が大賞に選ばれたが、選定委員ではなく一般の人が選ぶとどうなるかを今回調査。

    • 10代~40代の男女が選ぶ流行語のトップは「PPAP」33%。以降、「ポケモンGO」31%、「君の名は。」29%と続いている。

    • 2016年ユーキャン新語・流行語大賞「神ってる」は、59個の候補のなかで第7位の11%。傾向としては若年層よりも30代以降の方に選ばれていた。

    • 一方、10代で最も高かったのは「君の名は。」で44%。全体平均と比較すると15%高くなっており、若者中心に選ばれていることがわかる。


    image01
      

    ③意外と多い!?20代社会人の26%がお年玉をもらっていた

    続いては、お年玉に関する調査。学生や若者はどのくらいお年玉をもらっているのか、自分が渡したお年玉は適正金額なのか、などを分析。

    • 学生の間はお年玉をもらっている人の割合が高く、中学生では93%、高校生で89%、大学生で82%という結果であった。そして、その平均総額は中学生で32,471円、高校生で39,195円、大学生で41,600 円であった。 

    • また、20代の社会人の26%がお年玉をもらっており、その平均総額は19,388円という興味深い結果も確認できた。

    • 一方、お年玉を渡した社会人に目を向けると、20代では39%、30代には63%、40代では70%の人がお年玉を渡している。そして、その平均総額は、20代で13,897円、30代で17,672円、40代で24,619円という結果であった。


    image03

    ④年賀ハガキ離れは大学生で顕著。年賀ハガキを送らなかった大学生は75%

    最後に、メールやメッセンジャーでの新年の挨拶が増加する中で、年賀ハガキを送ることへの意識やその実態についての調査結果。

    • まず意識面に関しては、「年賀ハガキを送るものだ」との回答は全体では39%で、「新年の挨拶をメールで済ますのは気が引ける」との回答は15%。実際の行動としては全体45%の方が年賀ハガキを送り、送った枚数の平均は31枚。 

    • 大学生においては特に年賀ハガキ離れしている様子がうかがえた。「年賀ハガキを送るものだ」との回答は20%と全体より19%も低く、また、「メールで済ますのは気が引ける」との回答はわずか7%。
      さらに実際の行動としても年賀ハガキを送った割合は25%であり、送った人の平均枚数も8枚といずれも全体よりも低くなっていた。

    image04


    以上

    みなさん2017年も素敵な1年をお過ごしください。
    次回はバレンタインに関する調査です。どうぞご期待ください。

    ----------------------------------
    【調査について】
    ・LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
    ・実施時期:2017年1月6日 ~1月10日
    ・有効回収数:5,381s
    ・性別年代構成比を市場にあわせてウェイト調整

    【若者インサイトラボについて】 LINE株式会社と博報堂ブランドデザイン若者研究所が、スマホをキーに若者のリアルな生態を解明するためスタートした共同プロジェクト。

    国内で6400万人(MAU)の豊富なユーザー基盤を誇り、国内最大級かつアクティブ性の高いスマートフォン調査パネル(約630万人/2016年12月時点)を保有するLINEと、若者のインサイトについて長年研究を続けてきた博報堂ブランドデザイン若者研究所が、共同で調査研究を実施、公開していきます。
    ----------------------------------

    このブログでは、LINE Research Platform×博報堂共同研究プロジェクト『若者インサイトラボ』の調査結果を発表しています。

    もうすぐクリスマスですね。ということで、第二回目はクリスマスについての調査結果をご紹介します。

    まず、若者代表として20代の独身男女が、クリスマスを誰と過ごすのか調べた。

    • 20代独身男性の33%が、クリスマスに恋人や友だち、家族と過ごす予定のない、いわゆる「クリぼっち」。
    • それ以外では、「恋人や好きな人と二人きりで過ごす」28%、「家族と過ごす」20%、「友だちと過ごす」23%という結果。
    • 20代の独身女性でも4人に一人(26%)が「クリぼっち」。それ以外では「恋人や好きな人と二人きり」32%、「家族」30%、「友だち」26%と、それぞれ約3割ずつ。特に家族と過ごす割合は、女性のほうが男性より10ポイント高く、若い独身女性は「家族クリスマス」を楽しむ傾向がみられた。

     1_クリスマスの予定

     理想は素敵なレストランやイルミネーション!だけど現実は厳しかった・・・

    「クリぼっち」や「家族クリスマス」のウェイトが、思いのほか高い結果となっているが、本当はクリスマスをどのように過ごしたいのか、”理想と現実のクリスマスの過ごし方”を比較。

    • 20代の独身男女ともに理想はやはり、「恋人と素敵なレストランで食事」(男性29%、女性43%)をしたり、「恋人とイルミネーションやツリーを見に行く」(男性27%、女性34%)であった。その他には「友だちとホームパーティ」(男性18%、女性26%)も人気。
    • しかし現実は厳しく、実際の予定としては男女とも「仕事やアルバイト」がダントツ(男性23%、女性32%)。特に男性は2位も「いつも通りひとりで自宅で過ごす」(18%)となっており、過ごし方を見ても、独身男性の「クリぼっち」具合が際立つ結果となった。
    • その一方で、独身女性は4位に「家族とホームパーティ」(11%)、5位に「友だちとホームパーティ」(10%)がランクインし、恋人と過ごさない場合でも、みんなでクリスマスを楽しもうとする様子がうかがえた。
    • 「クリぼっち」を甘んじて受け入れる男性と、他の方法で楽しめる女性という、性別での行動の違いが見受けられた。

    2_理想と現実のクリスマスの過ごし方

    ③みんなのクリスマスお財布事情!若者の中には「セルフサンタ」する人も

    クリスマスに支出を計画している2040代が、クリスマスにいくら使う予定かを調査。

    • 男女別ではどの年代も、男性の方が女性よりも高額の出費を予定している。とりわけ、独身男性の方が既婚男性よりも出費額が高い傾向で、20代独身男性で平均24,430円、40代になると35,620円にもなった。
    • クリスマスのお金の使い途といえば、クリスマスプレゼント。20代独身男性に、プレゼントを贈る相手を聞いてみたところ、「恋人や好きな人」に贈る方が31%、次いで「友だち」や「自分自身」に贈る方がそれぞれ6%。
    • その平均金額は「恋人や好きな人」18,620円に対し、「友だち」は1,982円と比較的リーズナブル。しかし「自分自身」にはなんと18,257円もかけ、恋人へのプレゼントとほぼ同額であった。
    • 20代男性の中には、友だちに気軽にプチプレゼントを贈りつつも、クリスマスの流れに乗り自分自身に高級なプレゼントをする「セルフサンタ」が存在。消費欲が乏しいといわれている現代の若者だが、クリスマスばかりは一年間頑張った自分に、ご褒美をしているのかもしれない。 


    3_クリスマス平均予算

    ④リア充予備軍はSNSクリスマス!恋愛ステータスからクリスマス観を分類

    実際のところ、恋人や好きな人がいる/いない、ほしい/ほしくないという恋愛ステータスは、クリスマスの捉え方(クリスマス観)にどんな影響があるのか。

    クリスマスに対する18の意識項目から、因子分析により「ピュアクリスマス」「SNSアピール」「アンチクリスマス」「サプライズクリスマス」「恋愛期待」という5つの因子を抽出。
    若者の恋人ステータス別にその因子得点の平均値を算出した。
     

    4_因子パターン行列


    4_因子得点

    以下、そこから浮かび上がった若者の4つのクリスマス観を解説(一部推察あり)。

    1. 恋人がいる「リア充」は、クリスマスに特別な時間をすごしたい【ワクワク恋人クリスマス】

      ⇒ 恋人がいるため、クリスマスの報道や雰囲気を余裕をもって楽しめる層。クリスマスは恋人とささやかながらも特別な時間を過ごしたい(&サプライズがほしい)と感じている。
       
    2. 恋人はいないが好きな人がいる「リア充予備軍」は、友だちなどと華やかに過ごし、その様子をSNSにアップする【SNSアピールクリスマス】

      ⇒ クリスマスの過ごし方について感度が高い層。本当は意中の人と過ごしたいと思っているが、まだ恋人ではないので、クリスマスは友だちなどと華やかに過ごしその様子をSNSにアップすることで、クリスマスを楽しむ自分を演出。
       
    3. 好きな人はいないけどほしい「恋を追いかける少年少女」は、今年最後のチャンスに賭ける【出会いに期待クリスマス】

      ⇒ 今現在好きな人はいないが、クリスマスまでに恋人がほしい!と思っている、恋そのものを追求している層。クリスマスパーティにも積極的に参加し、残り少ない今年のチャンスに運命の出会いを期待している。
       
    4. 好きな人はいないしほしくもない「恋愛解脱者」は、特別でもなんでもない日常的【アンチクリスマス】

      ⇒ クリスマスは何もしないし意識もしない。平常心でいつも通り泰然自若と過ごす層。恋愛解脱者はクリスマスに関しても、世間一般の価値観から解脱している。


    以上

    みなさんもぜひ素敵なクリスマスをお過ごしください。

    次回はお正月に関する調査です。どうぞご期待ください。 

    ----------------------------------

    【調査について】

    LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
    ・実施時期と有効回収数:2016年11月22日 (5,415s)
    ・性別年代構成比を市場にあわせてウェイト調整

     

    【若者インサイトラボについて】

    LINE株式会社と博報堂ブランドデザイン若者研究所が、スマホをキーに若者のリアルな生態を解明するためスタートした共同プロジェクト。

    国内で6400万人(MAU)の豊富なユーザー基盤を誇り、国内最大級かつアクティブ性の高いスマートフォン調査パネル(約630万人/2016年12月時点)を保有するLINEと、若者のインサイトについて長年研究を続けてきた博報堂ブランドデザイン若者研究所が、共同で調査研究を実施、公開していきます。

    ----------------------------------

     

    LINE Research Platformについてのお問い合わせはこちらの宛先まで

    dl_research_contact@linecorp.com

    このブログでは、
    LINE Research Platform×博報堂共同研究プロジェクト『若者インサイトラボ』の調査結果を発表しています。

    早速ですが、第一回『ハロウィン調査』の結果をご紹介します。

     ◆Summary◆                
    1. ハロウィンは、女性中心に盛り上がってきたイベント
       
    2. 参加率は女性に比べ低いものの、お金を使っているのは男性
       
    3. 市場規模ではバレンタインを超えたと言われるが、国民的イベントとしてはまだまだ新顔のポジション 


    目次:


    まず、ハロウィンに関連することをした人のボリュームを見てみたところ、
    • 参加率は昨年並み
    • 男性に比べ、女性の参加率が高い
    という結果であった。

    161118-01

    参加の詳細をみていくと、女性は、世代ごとにそれぞれ異なる楽しみ方をしていることがわかった。
    • 10代女性
      ハロウィン仕様のお菓子を食べたり、フェイスペイントをして写真を撮って、SNSのアイコンをハロウィン仕様に。
    • 20代女性
      10代と同様にハロウィン仕様のお菓子を食べたり、写真を撮ったりに加えて、テーマパークに行った人が多いのが特徴的。
    • 30代女性(ママ層)
      子供に仮装させて、グッズを購入して、家をかざりつけして、おうちでハロウィン。 
     
    表1)ハロウィン関連行動詳細

    表2)ハロウィン場所

    表3)ハロウィン相手


    上記で触れたように、女性のほうが積極的に参加しているが、参加理由においても、女性の盛り上がりが感じられる。
    • 10代女性は、「盛り上がれるから・はしゃげるから」
    • 10代~20代前半女性は「仮装」。「仮装がしたい」、「おそろい仮装がしたい」
    • 30代以上女性(ママ層)は、「毎年の恒例行事として楽しみにしてるから」。家族イベントとして定着している様子が伺える
    一方で、男性は、「周りに誘われたから」が全世代で高く、女性ほどの熱量は感じられない。

    161118-02

    しかし、参加度合いとは相反して、ハロウィン関連の出費が高かったのは、男性という結果。
    例えば、「仮装」に使った金額が「5,000円以上」のボリュームが、女性8%に対し、男性は15%と2倍ほどの開きがあった。

    男性は、参加率は女性よりも低いものの、「参加者はがっつりお金を使う」傾向がある。
    対する女性は、あまりお金を使わずに上手に準備をしているようだ。

    なお、ハロウィンに使った金額を昨年と比較してみると、【昨年4,312円 → 今年5,273円】と、上昇している。

    参加率は昨年並みだが、使う金額は上昇している、つまり「参加者内の熱は高まっている」といえる。

    161118-03

    全体ボリュームでは、「テレビやマスコミなどの報道」が一番高い。
    次いで「SNSでの投稿」が高いが、特に10~20代女性で高い点が特徴的だ。

    他にも世代によって傾向が分かれたものは、以下のとおり。
    • 20代までの若者では友達とハロウィンを楽しむので、「友達同士の話題」が高い
    • 30歳以上の女性(ママ層)は、おうちハロウィンが主流のため、「ハロウィン関連の食品」、「地元の街の様子」が高い

    161118-04

    続いて、ハロウィンにどのくらい前から参加し始めたのかを分析した。
    • 女性は「3年前~5年前から」・「それ以前から」
    • 男性は「今年から」
    が多く、ここからも、ハロウィンは女性から広がっていったことが伺える。

    161118-05

    ここまで、女性を中心にハロウィンが行われてきた点に触れてきたが、次に、今後について触れていきたい。

    来年の意向を見ると、やはり女性の意向が高く、特に10代女性が盛り上がっている。
    一方男性はというと女性に比べ意向が低く、特に20代以上になると「したいと思わない」ほうが多くなる。

    161118-06

    続いて、ハロウィンの参加歴別にも見てみよう。

    参加歴が長いほど、来年の意向も高くなっている。
    このことから、ハロウィンは『今後も女性を中心に盛り上がり、定番イベントとして定着していく』と考える。

    161118-07

     
    最後に、主要イベントと比較して、「ハロウィンはどのポジションまできたのか」を分析してみた。

    ※以下のイベントを、「より気分が盛り上がる順番」に並べ替えてもらった。順位ごとにスコアを付与し、その平均値を算出したのが下記の表である
    • 自分や周りの誕生日
    • クリスマス
    • 夏休み
    • バレンタインデー
    • ハロウィン
     
    その結果、ハロウィンは、「すべての世代において一番低い位置」であった。

    総括すると、ハロウィンは、
    『市場規模はバレンタインを超えたが、国民的イベントとしてはままだまだ新顔のポジション』
    といえるのではないか。 

    表5)イベント順位_S

    ⑧おまけ: 今年目立っていた仮装ランキング
    今年のハロウィンで見かけた仮装の中で、「目立っていた仮装」を答えてもらった。
    以下は、その中から、キャラクターについて抜粋したランキングである。

    9月末から一気に話題の人となったピコ太郎が1位。
    また、ポケモンGO、米大統領選、安倍マリオなどに関連する、今年の時事を踏まえた仮装がランクインした。

    表5)仮装ランキング


    以上

    次回はクリスマスに関する調査を行います。
    どうぞご期待ください。

    ----------------------------------
    【調査について】
    ・LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
    ・実施時期と有効回収数:
      事前調査 2016年10月25日 (5,433s)
      事後調査 11月1日 (5,373s)
    ・性別年代構成比を市場にあわせてウェイト調整

    【若者インサイトラボについて】
    LINE株式会社と博報堂ブランドデザイン若者研究所が、
    スマホをキーに若者のリアルな生態を解明するためスタートした共同プロジェクト。
    国内で6400万人(MAU)の豊富なユーザー基盤を誇り、
    国内最大級かつアクティブ性の高いスマートフォン調査パネル
    (約300万人/2016年10月時点)を保有するLINEと、
    若者のインサイトについて長年研究を続けてきた博報堂ブランドデザイン若者研究所が、
    共同で調査研究を実施、公開していきます。
    ----------------------------------
     
    LINE Research Platformについてのお問い合わせはこちらの宛先まで
    《dl_research_contact@linecorp.com》 

    LINE Research Platform Blog

    LINEの調査プラットフォーム「LINE Research Platform」について最新情報やアンケート調査結果、博報堂共同研究「若者インサイトラボ」をご紹介します。