毎年9月の第3月曜日は敬老の日。お年寄りへの敬愛と長寿を祝う日といわれています。平均寿命が延び人生100年時代といわれる現代では、60歳を迎えてもまだまだ現役で働く人も多く、何歳くらいの人をお祝いすればいいの?と思う人もいるかもしれません。そこで今回は「敬老の日」にちなんで、みんなが何歳から「お年寄り」と思うのかについて調査しました。

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◆Topics◆

1.全体1位は「70ー74歳」、10代・20代では60代からお年寄りと認識 
2.年齢にギャップを感じる有名人1位は「明石家さんま」

1.全体1位は「70ー74歳」、10代・20代では60代からお年寄りと認識 

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まず「お年寄りと言われる年齢は何歳からだと思いますか?」と質問をしたところ、全体で一番多かったのは「70ー74歳」からで、約4割を占めるという結果に。「70ー74歳」からの回答のうち、特に「70歳」からと回答した割合が圧倒的に多いことがわかりました。
ただし年代別では結果に差が出ています。「70ー74歳」からがお年寄りと思っている人は、50代でもっとも多く約5割と半数20代では約3割、10代では約2割にとどまっています。
また、10代・20代では「60ー64歳」と「65ー69歳」を回答する割合が他の年代よりも多く、60代前半と後半をあわせた「60代」の割合が6割前後となっています。特に10代では「65ー69歳」と回答した割合が約4割。50代では約2割と少ないことから、若い年代ほどお年寄りだと思う年齢も若くなる傾向があるようです。
30代以上になると、「70ー74歳」と「75ー79歳」の70代が約半数を占めており、50代では約6割という結果になりました。

グラフには掲載がありませんが、男女別に見ると男性よりも女性の方が、「お年寄り」と思う年齢が高い傾向がありました。女性は70代が過半数であるのに対し、男性は60代が過半数。女性の方が、60代はまだお年寄りではないという意識が強いようです。


2.年齢にギャップを感じる有名人1位は「明石家さんま」

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テレビなどで活躍する有名人の中には、年齢よりも若く見える方々も多くいます。そこで「年齢を聞いて、意外だと思う有名人は?」と聞いてみました。
総合1位は「明石家さんま」。2位は「水谷豊」、3位は「竹内まりや」、4位は僅差で「久本雅美」、5位は「三浦友和」という結果でした。
テレビ番組でおなじみの「明石家さんま」と「久本雅美」、「水谷豊」はすべての年代で10位以内にランクインしています。

男女年代別に見ると、「竹内まりや」と「三浦友和」は30~50代で上位にランクイン「竹内まりや」は、特に40代・50代女性と50代男性では1位という結果に。「三浦友和」も40~50代で割合が多くなる傾向があり、40代・50代女性では約4割でした。

10代・20代では、バラエティー豊かな有名人が上位にランクインしています。10代・20代男女の1位は「秋元康」国民的アイドルグループのAKB48などをプロデュースしていることから若年層にも認知されているようで、テレビなどメディアへの露出が少ないこともあるのか、60代という印象を持っていない人が多いようです。

若い頃に俳優や歌手をメインに活動していた「梅沢富美男」は、10代の男女で上位にランクイン。最近はバラエティー番組などテレビでもよく見かけるようになり、若い年代にも知られるようになったのかもしれませんね。
そのほかにも、「陣内孝則」は10代~30代男女で10位以内にランクイン「京本政樹」は30代男性で1位に。「浅野ゆう子」、「神田正輝」、「大地真央」の俳優陣は、40代以降で上位にランクイン50代男性の2位には「郷ひろみ」がランクインしました。 30代以上の男女では、同性の有名人の方がランキングの上位にくる傾向があり、同性の有名人にはギャップや驚きを感じやすいのかもしれません。


年齢を重ねてもアクティブに行動する方が増えた今、「お年寄り」に対するイメージも大きく変わってきています。有名人の方々をはじめ、いくつになっても元気で若々しく活躍する、そういう時代になってきているようです。


【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女
実施時期:2020年8月26日~28日
有効回収数:5252サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック

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