2020年4月に発表されたGo To キャンペーン事業。新型コロナウイルスで打撃を受けた業界の景気回復を目的として「Go To トラベル、Go To Eat(イート)、Go To イベント、Go To 商店街」の4つのキャンペーンがスタートしました。感染者の拡大で地域によっては一時停止になるなど、不安定な状況は続きますが、利用した人(申し込みや予約を含めての利用)はどのくらいいるのかリサーチしました。
◆Topics◆
1.Go Toキャンペーンは全体の半数以上が利用!2.今後の利用意向は?「Go To Eat」と「Go To トラベル」を利用したい人が約5割
1.Go To キャンペーンは全体の半数以上が利用!
利用したことのあるGo To キャンペーン(申し込みや予約を含めての利用)について質問したところ、全体で約半数がなんらかのGo To キャンペーンを利用したことがあることがわかりました。
最も利用したことがある割合の高かったキャンペーンは、7月22日にスタートした「Go Toトラベル」で3割強という結果に。年代別では、20代の利用率が高く、男女共に4割前後で、女性の方が男性よりも高くなっています。また、「利用していない/わからない」割合は、10代で高めでした。家族が申し込んでいたりするケースもあるかもしれませんね。
次いで、10月1日にスタートした「Go To Eat」が3割弱。飲食は利用しやすいためか、1位の「Go To トラベル」と僅差で高い割合になっています。年代別では、20代~40代の利用率が高くなっています。男女別で見ると、10代は女性のほうが利用率が高い傾向がありますが、20代以降の男女では差はなく、2~3割の利用となりました。
また、「Go To 商店街」は10月中旬先行開始、「Go To イベント」は10月末から順次開始予定だったこともあり、11月19日の調査時点では利用者はほとんどいませんでした。
2.今後の利用意向は?「Go To Eat」と「Go To トラベル」を利用したい人が約5割
今後、使ってみたい/使う予定のGo To キャンペーンがある人は全体で6割強。特に20代・30代で、なんらか利用してみたい/する予定のものがある割合が高いことがわかりました。
使ってみたい/使う予定のキャンペーンのTOPは「Go To Eat」、次いで「Go Toトラベル」の順で、それぞれ約5割前後となっています。
年代別に見ると、「Go Toトラベル」は、男女ともに20代の利用意向が高い傾向がありました。特に女性は6割を超えています。また、30代以降の男性の割合は、女性と比べてやや高い傾向が見られました。
「Go To Eat」は特に10代~30代の女性で割合が高く、いずれも5割を超えています。一方男性は、30代・40代の割合が高く約5割。10代では他の年代に比べて男女差が見られ、男性は3割強に対して、女性は約5割という結果でした。
「Go To 商店街」は、年齢があがるにつれて利用したい/する予定の割合が高くなる傾向に。近所や身近な場所のほうが利用しやすいのかもしれません。
Go To キャンペーンは、実際に多くの人が利用しており、今後も利用してみたいという方も多くいるようです。利用の一時停止や予約受付を早期終了しているGo To キャンペーンもありますが、状況に合わせて利用していけたらよいですね。