私たちは「モノ」や「サービス」を選択する際、「みんなが使っているかどうか」を目安にすることがあります。「みんな」とは果たして誰でしょう?よく考えると極めて曖昧なイメージであり、感覚的なものであることがわかります。しかしその空気が私たちの行動を決める1つの要因になっているのも確かなことです。
本シリーズでは「みんなが使っている」という空気感を頼りに、今と近未来の流行の予想をしてみたいと思います。

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1回目は、新型コロナウイルスの影響で注目度が高まっている「出前/デリバリー」の分野を取り上げます。今回は具体的に「出前館」と「UberEats(ウーバーイーツ)」の2大サービスにフォーカスし、出前/デリバリーサービスの現状とこれから先の流行がどうなっていくのかを探っていきます。

◆Topics◆

1.出前/デリバリーサービスの現状と認知度
2.「みんな」とはどのくらい?~現在の流行体感~
3.1年後はどうなるか~近未来の流行予想~
4.出前/デリバリー業界は今の2~3倍伸びる?

1.出前/デリバリーサービスの現状と認知度

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「Uber Eats」は Uber 社と提携したレストランなどの料理を、パートナー配達員が利用者の指定した場所に届けてくれるサービスです。一方の「出前館」は、全国45,000店舗以上の中から地元の名店から人気チェーン店はもちろん、酒・ネットスーパーなどの食料品まで、さまざまなジャンルのものを注文し、配達してもらえるのが特徴です。

主な結果は以下でした。 


認知率は「Uber Eats」が97%、「出前館」は87%

・「知っているし、使っている」という現在利用率については「Uber Eats」が7%、「出前館」が8%

・「知っているし、以前使っていたが、いまは使っていない」を含めた利用経験率は「Uber Eats」が13%、「出前館」は14%




「Uber Eats」はCMやメディア露出で認知率が高まっています。
都市部を中心にサービス展開をしているため、利用者に関しては対応地域の拡張と共に広がることが予想されます。
一方の「出前館」は、老舗サービスであり全国の各地域でのカバー率が高く、認知率は「Uber Eats」に低かったものの、利用率は同水準の模様です。
両サービスともに、コロナ禍における外食自粛などの影響を受け、需要が高まると同時に注目度も高まりました。


2.「みんな」とはどのくらい?~現在の流行体感~

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次に「Uber Eats」や「出前館」を利用している人が、現在身の回りにどれくらいいると思うかを想像して答えてもらいました。グラフにある流行体感スコアは、100人中どのくらいの人が利用しているかをスコアとして算出した数値です。

その結果「Uber Eats」の流行体感スコアは「16.2」で、およそ6人に1人が利用しているイメージ。一方「出前館」の流行体感スコアは「8.5」と、およそ12人に1人くらいが使っていそうだという結果になりました。それぞれのサービスが「このくらいまわりのみんなに使われていそう」、というイメージを持たれていることがわかります。


3.1年後はどうなるか~近未来の流行予想~

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次に「1年後、自分のまわりでどのくらいの人が使っていると思うか」を想像して回答してもらいました。
グラフにある流行予想スコアは、100人中どのくらいの人が1年後に利用していそうかを算出した数値です。

「Uber Eats」の流行予想スコアは「31.2」で、およそ3人に1人が1年後に利用していそうというイメージ。一方 「出前館」の流行予想スコアは「26.9」で、およそ4人に1人が1年後に使っていそうというイメージを持たれていることがわかりました。


4.出前/デリバリー業界は今の2~3倍伸びる?

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ここまでの「Uber Eats」と「出前館」それぞれの主要な数値をまとめてみました。
2020年11月20日時点、サービスの認知率はCM攻勢もあってか9割弱~ほぼ100%、現在利用率はほぼ1割

流行体感としては、「出前館」が12人に1人くらい、「UberEats」はその2倍、“まわりが使っている”イメージを持たれているようです。

そして、いまから1年後には、「Uber Eats」、「出前館」ともに現在の2~3倍の人が利用しそうだと思われていることがわかりました。


料理のデリバリーは、今後もさらなる成長が予想されている注目の市場。今回の予想は、20年11月20日の時点の消費者体感であり、両者の今後の戦略によって、そしてコロナの状況によって、今後どうなるかはこの通りとは限りませんが、コロナ禍における新しい生活様式にフィットした、さらなるサービスの充実に期待が高まります。


【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の18~59歳男女
実施時期:2020年11月20日~24日
有効回収数:2107サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならないことがあります。

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