新しい年や新学期が始まる頃になると、ほしくなることも多い手帳。あなたは紙の手帳を使いますか?それともデジタル/アプリ?どちらを使う人が多いのか、またその理由について調査しました。

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◆Topics◆

1.デジタル/アプリ派が若干多め、紙の手帳も根強い人気がある
2.約4割の人が、手帳を使うのを途中でやめたことがある

1.デジタル/アプリ派が若干多め、紙の手帳も根強い人気がある

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使う手帳・スケジュール帳が何派(紙の手帳派、デジタル/アプリ派)なのか聞いてみました。「手帳はまったく使わない/わからない」人は全体で15%。ふだんから手帳を使っている人は多いようです。全体では「紙の手帳派」(「だんぜん紙の手帳派」「どちらかというと紙の手帳派」の合計)が41%、「デジタル/アプリ派」(「だんぜんデジタル/アプリ派」「どちらかというとデジタル/アプリ派」の合計)が45%という結果になりました。若干ですが「デジタル/アプリ派」のほうが、割合が多いものの、両方とも同じぐらいの割合であることがわかりました。

年代別にみると、「紙の手帳派」は年代が上がるにつれて増加しており、40代・50代では「紙の手帳派」が「デジタル/アプリ派」を上回っています。「だんぜん紙の手帳派」も、40代以上で2割を超えていました

一方10代~30代では、「デジタル/アプリ派」の割合が多く、20代では「だんぜんデジタル/アプリ派」が2割を超えています。社会人になって機能性や持ち運びを考えて「デジタル/アプリ派」が増えるのかもしれません。10代は「手帳はまったく使わない/わからない」人の割合が高いですが、この年代は学生も多いため、まだ手帳やスケジュール帳が必須という人が少ないのかもしれません。


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「紙の手帳派」、「デジタル/アプリ派」それぞれの理由を聞いてみました。 まず「紙の手帳派」ですが、「使い慣れているから」が約5割でTOP。2位は「予定以外のメモも書き込めるから」、3位は「手書きで自分の好きなように記入したいから」でした。 自由にメモを書き込んだり、自分の好きなように記入したりできることや、手書き自体のよさをメリットとして感じていることが、「紙の手帳派」の大きな理由のようです。

一方の「デジタル/アプリ派」は、TOPが「いつでもアクセスできる・すぐ見られるから」で5割強。2位は「入力や修正が簡単だから」、3位は「荷物にならない・持ち運びが楽だから」でした。紙の手帳にはない、デジタル/アプリならではの利便性をメリットと感じているようです。


2.約4割の人が、手帳を使うのを途中でやめたことがある

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手帳を最後まで使いきれず、途中でやめてしまったという経験はありませんか?

手帳を「使い続けている(使わなくなった・やめたことはない)」人は全体で42%ですが、「途中でやめたことがある」人も全体で37%と、4割弱の割合でいることがわかりました。
途中でやめてしまう人のやめる時期についても聞いてみると、「1週間未満でやめたことがある」という人の割合が最も多く、3か月未満まで含めると全体の2割強という結果に。手帳に慣れていない人は、うまく使いこなせずやめてしまったり、今年こそは!と思って買ってみたものの毎日つけるのが大変になっていつの間にかやめてしまった・・・、なんてことも多いのかもしれません。

年代別にみると、10-20代は、途中でやめたことがある割合が4割以上となっています。10代は「使い続けている(使わなくなった・やめたことはない)」人の割合が他の年代と比べて最も低く、1週間未満でやめたことがある人の割合も、他の年代よりも高い傾向であることがわかりました。グラフにはありませんが、特に10代女性の割合が高く、1週間未満でやめたことがある人が15%ほどいました。年代が上がるにつれて、途中でやめたことがある割合も低くなり、使い続けている傾向があることがわかりました。特に50代では約半数の人が使い続けているとこがわかりました。


紙の手帳、デジタル/アプリの手帳、それぞれのよさがあり、自分にあったものを使っている人が多くいる一方で、毎日続けるのは難しい、途中で挫折してしまう人も同程度いることがわかりました。継続のコツは、自分のライフスタイルに合った手帳を選ぶことかもしれませんね。


【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女
実施時期:2020年12月18日~20日
有効回収数:5252サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならないことがあります。

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