学生時代の部活動は、大切な思い出のひとつ。今回は10代~50代の男女を対象に、どんな部活に入っていた?年代別に人気の部活は?など、学生時代の部活事情についてリサーチしました。

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◆Topics◆

1.全体TOP2は「テニス(硬式・軟式)」と「バスケットボール」
2.男女年代別では?「テニス」と「バスケットボール」はすべての年代でランクイン

1.全体TOP2は「テニス(硬式・軟式)」と「バスケットボール」

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はじめに、サークルや学校外での部活を除いて、学生時代に入っていた部活について聞きました。現在学生の方には、いまの状況もしくはこれまでの内容で回答いただきました。

調査の結果、「帰宅部/部活は入っていない」人は全体で10.8%、約9割の人は何らかの部活に入っていた/入っていることがわかりました。
では、どの部活に入っていた人が多いでしょうか?全体の1位は「テニス(硬式・軟式)」、2位は「バスケットボール」でした。
3位には、文化部から唯一「吹奏楽」がランクインしました。「吹奏楽」は女性の割合が高く、女性1位となっています。4位以降には「バレーボール」「卓球」「野球」「サッカー/フットサル」といった球技が続きます。6位の「野球」は、男性では1位でした。
さらに8位「陸上競技」9位「バドミントン」と続きます。

10位には武道系から「剣道」がランクインしました。11位以降は、「美術・イラスト」、「水泳」、「ソフトボール」などが続きました。

TOP10の中で運動部は9つ、その中でも球技が6つランクインしましたが、球技を題材にしたマンガ作品でも人気なものは多いですね。以前高校生を対象におこなった好きなスポーツの調査でも、スポーツマンガの中でハイキュー!!黒子のバスケダイヤのAテニスの王子様といった、球技を題材にした作品が人気でした。


2.男女年代別では?「テニス」と「バスケットボール」はすべての年代でランクイン

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男女年代別にみてみると、「帰宅部/部活は入っていない」という人は、男女ともに年代が上がるにつれ増加傾向にあることがわかりました。年代が下がるほど、部活に入っている/いた人の割合が高いということになります。

全体TOP2の「テニス」、「バスケットボール」は、10~50代まですべての年代の男女でランクインしています。「テニス」は、男性の10代、女性の30代・50代で特に割合が高く1位でした。男性の30~40代で「バスケットボール」の割合がやや高くなっているのは、人気のバスケットボール作品「スラムダンク」世代といったところも影響しているのかもしれませんね。

全体3位の「吹奏楽」ですが、女性ではすべての年代でランクインし、10代・20代・40代では1位となっています。男性ではどの年代も5位以内からはランク外となっているものの、年代が下がるほど割合が高くなる傾向がみられました。 全体4位の「バレーボール」は男性と比べて女性の割合が高く、女性ではすべての年代でランクインしています。男性では、40~50代でランクインしました。

また、10代女性で5位にランクインした「美術・イラスト」は女性の割合が高く、特に10~20代で多くなっています。20~30代女性でランクインした「バドミントン」も男性と比べて女性のほうが高い割合でした。

一方で「野球」、「サッカー/フットサル」については圧倒的に男性の割合が高く、男性の20代以降は「サッカー/フットサル」と「野球」がTOP2となっています。10代のみ少し傾向が変わり、「テニス」、「卓球」がTOP2となっています。「卓球」は男性の10~30代で割合がやや高めでした。全体10位の「剣道」は、年代が上がるほど割合が高くなる傾向がみられました。

ランキング外の傾向をみてみると、男性では「柔道」が10~30代に比べ、40~50代でやや割合が高い傾向がありました。一方女性は「軽音」、「ダンス」、「料理」が他の年代と比べて10代で高かった点も特徴的でした。また「ソフトボール」は、女性の30~50代で割合が高くなっていました。「ソフトボール」は2008年の北京五輪で金メダルをとっており、38歳のエース上野選手は次の東京五輪でも日本代表候補になっていますね。


ランキング結果をみて学生時代を思い出し、懐かしく感じた人も多いのではないでしょうか。部活動で流した汗や涙が、かけがえのない大切な思い出になります。もし当時に戻ることができるとしたら、どの部活に入ってみたいですか?


【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女
実施時期:2021年4月2日~2021年4月5日
有効回収数:5252サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なる場合があります

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