2月14日のバレンタインデー。今年のバレンタインデーはどのように過ごす予定の人が多いのでしょうか?感謝を伝えたり、おいしいお菓子を楽しんだり、それぞれの過ごし方、おくりものをする相手などを調査しました。またバレンタインに関連して自分におくりものをする人がどのようなものを選んでいるのかもご紹介していきます。

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◆Topics◆

1.2022年バレンタインの予定。女性の購入や手作りの割合が減少傾向に
2.おくる相手は「職場」「友だち」は減少、「自分」へのおくりものは女性で3割弱
3.「自分」へのバレンタインのおくりものは、「市販のチョコ」が8割超と高い
4.自分チョコは「自分の好み」や「高級ブランド」を選ぶ傾向に

1.2022年バレンタインの予定。女性の購入や手作りの割合が減少傾向に

2022年のバレンタインは、昨年に続きコロナ禍で迎えることに。そのような状況からか、今年は、昨年以上にバレンタインに関連して何かする予定の人※1が減少傾向となりました。「特に何もしない」が、男性では約7割、女性では約3割となり、女性は昨年に比べると9ポイント増加しており、調査時点の段階では何もしない予定の人が増えています。

一方で、女性の7割がバレンタインに関連して何かする予定となりました。もっとも高かった項目は、「チョコやお菓子/おくりものなどを直接わたす」が4割弱となっています。次いで、「チョコやお菓子/おくりものなどを「お店に行って」買う」が僅差で続き、「チョコやお菓子を手作りする」が2割強でした。

男性では、「だれかと家でデートする/家でいっしょに過ごす」が約9%でもっとも高くなりました。 チョコやお菓子を買ったり、作ったり、渡したり、恋人とデートをしたりという過ごし方が、バレンタインに関連してやはり定番のようです。
※1.バレンタイン当日以外も含む

バレンタインの予定

次に、「チョコやお菓子/料理を手作りする」予定の人と「チョコやお菓子/料理/おくりものを買う(お店、インターネット、デリバリーなどすべてを含む)」予定の人の推移を、コロナ感染拡大前である2020年2月から今年2022年までの3年間でみてみましょう。ここでは、バレンタインに関連して何かする割合が高い女性に絞ってみていきます。

「手作りする予定」「買う予定」ともに減少傾向にあり、特に「買う予定」の割合がより減少していることがわかります。
チョコレートの祭典が以前と同じ規模では開催されなかったり、外出を自粛していたり、友だちや同僚と会う機会が減っているなど、様々な要因はあるとは思いますが、今年も新型コロナウイルス感染拡大の状況がバレンタインの過ごし方に影響を与えていることが考えられそうです。

購入手作り


2.おくる相手は「職場」「友だち」は減少、「自分」へのおくりものは女性で3割弱

バレンタインに関連して何かする予定がある男女に、おくりものをする相手が誰かを聞きました。
おくりものをする相手は、昨年と大きな違いは見られず、10代は「友だち」が高く、20代は「恋人」、30代以降は「夫や妻/パートナー」や「子供」という顔ぶれが上位に並びます。
しかし、こちらもコロナ禍でこれまでのように会う機会が少なくなっていることなどが影響してか、10代女性では「友だち」、20代、30代の女性では「恋人」、20代、40代以上の女性では「職場の人」の割合がいずれも約5ポイントほど減少しています。

一方で、10代男性では父親・母親、10代女性では兄弟姉妹が昨年より増加傾向となりました。10代女性は特にチョコやお菓子などを手作りする予定の人も多いため、手作りのお菓子を家族と一緒に楽しむ人もいるのかもしれません。また、すべての年代で5位以内にランクインをしている「自分」へ何かおくりものをする予定の人は全体では2割強となり、女性だけでみると3割弱となっています。特に、女性10代から30代で比較的高く3割前後となりました。 この傾向は昨年も同様で、バレンタインに自分用におくりものを用意するという習慣も女性の間では定番になりつつあるのかもしれません。

贈る相手

3.「自分」へのバレンタインのおくりものは、「市販のチョコ」が8割超と高い

前項で「自分」へのおくりものをする予定の人が一定層いることがわかりました。 今年は、10代、20代の女性で「自分」におくる予定の人の割合が増加傾向となっています。では、そんな「自分」におくりものをする女性は、どのようなものを選んでいるのでしょうか?

全体では、「市販のチョコ」が高く8割強となり、圧倒的に割合が高いことがわかります。次いで、「手作りチョコ」が2割弱、「チョコ以外の市販の洋菓子」と続きます。

グラフにはありませんが、年代別の傾向としては、10代女性は、「手作りチョコ」や「チョコ以外の手作りのお菓子」を自分用に用意するという割合が高く3~4割となっています。誰かにあげるためだけではなく、バレンタインにチョコやお菓子を手作りして楽しむ人や作ったチョコを自分用にも、という若い女性が多いのかもしれません。
一方、女性は年代があがるにつれて「市販のチョコ」を買う予定の人の割合が高い傾向にあり、特に40代以上では9割弱となっています。
自分へのおくりものの予算としては、「約2,460円」となっており、女性は昨年の自分用のおくりものの予算に大きな変化は見られませんでした。


自分用のおくりもの

4.自分チョコは「自分の好み」や「高級ブランド」を選ぶ傾向に

続いて、自分用に「市販のチョコ」を買う予定の女性に、どのようなチョコレートを買う予定なのか聞いたところ、「自分の好きな種類/ブランドのチョコ」が約66%と1位になりました。自分用のチョコは、自分の好みの種類やブランドを選びたいという人が多いようです。
2位は「高級チョコレートブランドのチョコ」が4割弱。自分へのご褒美チョコとして高級なものを買って楽しみたいという気持ちもありそうですね。
「見た目がよい、映えるチョコ」は、女性全体では1割強でしたが、20代女性では他の年代より高く3割弱となりました。「価格が安いチョコ」は10代女性で2割強となっています。グラフにはありませんが、ここ1、2年で目にする機会が増えた「サステナブル/SDGsに貢献できるチョコ」はまだ高い割合ではないものの女性10代では1割強と、他の年代より高い傾向となりました。今後注目されてくるかもしれませんね。

自分用ノチョコ



新型コロナウイルスの感染拡大で、思うように出かけられなかったり、友だちや恋人に会う機会が取れなかったりとコロナ以前のようなバレンタインの過ごし方はなかなかできない状況が続いています。そんな中でも、手作りを楽しんだり、自分にご褒美チョコを買ったりといった予定も見受けられました。おいしいスイーツや料理を楽しんだり、恋人や家族と素敵なバレンタインを過ごしたりできるといいですね。

【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国 男女13歳~59歳
実施時期:2022年1月26日~1月28日
有効回収数:5,002サンプル
※市場の性年代別構成比にあわせて回収
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

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