手頃な値段で本格的なうどんを楽しめるだけでなく、天ぷらなどのサイドメニューも豊富なうどんチェーン店。今回は10~60代の男女を対象に、好きなうどんのチェーン店や、そのチェーン店を好きな理由について聞きました。

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◆Topics◆

1.人気のうどんチェーン店1位は「丸亀製麺」!特に中部、近畿、中国で高い割合
2.一番好きなうどんのチェーン店、それぞれ好きな理由は?

1.人気のうどんチェーン店1位は「丸亀製麺」!特に中部、近畿、中国で高い割合

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ふだん、うどんチェーン店に行くかどうか、行く人には代表的なうどんチェーン店の中で一番好きなお店を聞きました。

まず「うどんチェーン店には行かない」という人の割合は16.9%で、年代別にみると、行かない人の割合は60代で2割超と、ほかの年代よりもやや高くなっていました。

好きなうどんチェーン店の全国TOPは「丸亀製麺」で、5割超で1位となりました。2000年11月に兵庫県加古川市に1号店を出店し、2022年7月現在で全国 829 店舗を展開している人気チェーン店です。
10~30代では「丸亀製麺」の割合が6割前後で、ほかの年代と比べて高めとなっています。もっとも高いのは20代女性で65%でした。

エリア別にみていくと、「丸亀製麺」「はなまるうどん」は九州・沖縄を除くすべてのエリアで第1位、第2位となっています。「丸亀製麺」は、中部、近畿、中国で割合が高く6割超となっています。

四国では、「はなまるうどん」の割合が高めとなっています。讃岐うどんの本場である香川県高松市で創業したということも、このエリアで人気の理由かもしれません。
また、香川県に多く店舗がある「こだわり麺や」「こがね製麺所」も、ほかのエリアと比べて高めの割合でした。

九州・沖縄では、九州エリアを拠点にしている「資さんうどん」が2位にランクインしています。「すけさんうどん」と読みますが、ごぼ天うどんが人気です。
また、福岡県を中心に展開する「ウエスト」が3位。スッキリしたスープとほどよく柔らかい麺が人気です。


2.一番好きなうどんのチェーン店、それぞれ好きな理由は?

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好きなうどんチェーン店TOP3に入ったお店について、それぞれ好きな理由を聞きました。

全体TOPの「丸亀製麺」を好きな理由の1位は、「麺がおいしい」で約5割の高い割合です。2位は「値段が安い」、3位以降もだし・つゆやトッピングなど、味に関する項目が続きます。
4位には「出来立て(ゆでたて・あげたてなど)を食べられる」がランクイン。オープンキッチンで製麺しているところや、注文したメニューが作られていく様子を間近で見られるところなども人気の理由となっていそうです。

全体2位の「はなまるうどん」を好きな理由として、TOP2は「丸亀製麺」と同じですが1位は「値段が安い」でした。3位には「一人でも利用しやすい」がランクイン。ほかのお店と比べて高い割合で、3割近くとなっています。また、5位には「サイズが選べる」が入っています。

全体3位の「なか卯」を好きな理由の1位は「値段が安い」ですが、2位の「うどん以外のメニューが充実している」とは僅差でほぼ同率です。うどんだけでなくそばメニューもあり、ほかにも親子丼・かつ丼などの丼ぶりメニューやカレーなど、メニューの多さが人気の理由となっているようです。
また、3位「一人でも利用しやすい」、4位「すぐに料理が出てくる」の割合も高くなっています。ランキング外ですが「朝早く・夜遅い時間まで営業している」もほかのお店と比べて割合が高く、ビジネスマンのランチや、早朝・深夜に一人で手早く食事を済ませたい人に重宝されていそうですね。

そのほかTOP3以外のお店では、「資さんうどん」は「だし・つゆがおいしい」が5割超で理由の1位となっていました。
「杵屋」では、「立地がいい(駅や家から近い、行きやすいなど)」「店がきれい・清潔」がほかのお店と比べて高い割合でした。
「味の民芸」は、「麺がおいしい」の割合が5割超で理由の1位となっていました。
さらに、関東で3位の「山田うどん食堂」では、「値段が安い」が6割近くで1位となり、「うどん以外のメニューが充実している」「セットメニューが充実している」も4割弱の高い割合でした。


お店ごとに特長があり、人それぞれ好きな理由もありそうです。シンプルに温かいスープをかけたり、釜揚げや釜玉にしたり、お肉や天ぷらなどをトッピングしたりと、さまざまな食べ方を楽しめるのもうどんの大きな魅力ですね。


【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~64歳の男女
実施時期:2022年7月1日~2022年7月4日
有効回収数:5254サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

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