コロナ禍をきっかけに私たちのライフスタイルが大きく変化したこの3年、仕事やプライベートなど様々なシーンにおいて意識や価値観が変わったという人もいるのではないでしょうか。そこで今回は「働き方」をテーマに18歳~59歳の男女を対象にLINEリサーチで調査を実施しました。1回目は『コロナ禍での働き方への意識の変化』、2回目は『会社を選ぶ際の重視点や今後の働き方』、3回目は『副業/兼業の現状とこれから』について3回にわたってお届けします。

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◆Topics◆

1.コロナ禍での働き方への意識の変化、若年層ほど高く、10代では6割超
2.コロナ禍での働き方への意識の変化、IT・金融・飲食関連で5~6割と顕著に高い結果

1. コロナ禍での働き方への意識の変化、若年層ほど高く、10代では6割超

18歳~59歳の男女を対象にコロナ禍の影響で、仕事・働き方への意識の変化があったのかどうか聞いてみました。

全体では、5段階評価のうち「やや変わった」がもっとも高く3割超、次いで「どちらともいえない」が2割強となりました。「とても変わった」と「やや変わった」を合わせた『変わった計』は約5割でした。
一方で、「あまり変わっていない」と「まったく変わっていない」を合わせた『変わっていない計』は3割となっています。

年代別にみると、若年層ほど「やや変わった」の割合が高くなり、18~19歳では4割超でした。また、18~19歳では「とても変わった」と「やや変わった」を合わせた『変わった計』は6割超で、他の年代に比べて割合が高いことがわかります。コロナ禍で休校やオンライン授業の導入など、変化が大きい日常の中で、今後の働き方についても意識することも多かったのかもしれません。
一方、年代が上がるほど「あまり変わっていない」と「まったく変わっていない」を合わせた『変わっていない計』の割合が高くなる傾向にありました。

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2. コロナ禍での働き方への意識の変化、IT・金融・飲食関連で5~6割と顕著に高い結果

続いて、有職者*を対象に業種 (勤務先の会社・組織の主な内容) 別にコロナ禍での働き方への意識の変化についてみていきましょう。
*経営者、会社員、公務員、自営業、自由業、パート・アルバイトの方が対象

コロナ禍で働き方への意識が「とても変わった」の割合がもっとも高かったのは【IT / 通信 / ソフトウェア】で2割超、次いで、【飲食サービス】が2割でした。
また、「とても変わった」と「やや変わった」を合わせた『変わった計』では、【IT / 通信 / ソフトウェア】がもっとも割合が高く6割超。次いで【金融 / 保険】【飲食サービス】が5割超で続きます。【IT / 通信 / ソフトウェア】【金融 / 保険】は在宅勤務を導入する企業が多いといわれており、新しい働き方が定着してきている業界ともいえそうです。【飲食サービス】は時短営業や衛生面対策に加えてデリバリーやテイクアウトの提供を開始するなどさまざまな変化が求められる業界でもあり、働き方を意識する人も多かったことが予想できます。

その一方で、「あまり変わっていない」と「まったく変わっていない」を合わせた『変わっていない計』では、【物流 / 倉庫】【建設】【運輸 / 交通】【小売】が3割弱となっています。「どちらともいえない」はどの業種においても大きな差はみられませんでした。

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今回1回目はコロナ禍での働き方への意識の変化についてみてきました。
年代や業種によって働き方への意識の変化に差がみられる結果となっています。若年層ほど意識の変化が大きくあらわれ、業界別では特にIT、金融、飲食関連において意識が変わったという人の割合が高くなる傾向にありました。次回2回目は、有職者を対象に会社を選ぶ際の重視点や今後の働き方について詳しくお届けします。


【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の18~59歳男女
実施時期:2022年7月19日~21日
有効回収数:454,712サンプル
集計対象:有効回収数の中からランダム抽出した男女18~59歳の43,320サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

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