12月に入り、街中もクリスマスムードが高まっていますね。今年は24日と25日が土日ということもあり、どのように過ごそうかと考えている人も多いのではないでしょうか。そんな今年のクリスマスについての過ごし方、チキンやクリスマスケーキは用意する予定があるかなどを聞きました。また、これまでのクリスマスの過ごし方との変化や傾向についてもご紹介します。


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◆Topics◆

1.クリスマスを過ごす相手は「家族」が約半数。「友だちと過ごす」はやや増加傾向
2.クリスマスは自宅で過ごす人が半数以上。ホームパーティは約3割と定着
3.ケーキを買う予定の人は6割以上、ケーキ専門店での購入予定がメイン
4.チキンを買う予定の人は5割弱。買う予定の場所は「ケンタッキー」がTOP

1.クリスマスを過ごす相手は「家族」が約半数。「友だちと過ごす」はやや増加傾向

今年のクリスマス期間(12/24~25)誰と過ごす予定かを聞きました。
「家族と一緒に過ごす」が約5割となりもっとも高く、次いで「夫や妻、恋人、好きな人と二人きりで過ごす」が3割超となりました。これらは昨年調査から大きな変化は見られませんでした。1人で過ごす「クリぼっち」は週末のクリスマスが続いていることもあり昨年から変わらず2割弱となっています。

過ごす相手


LINEリサーチが実施した調査をもとに過去3年間の結果と比較すると、「友だちと過ごす」という人の割合にやや変化がみられます。新型コロナ感染拡大による自粛ムードが高かった2020年は「友だちと過ごす」という人は12%とその前の年に比べても減少しましたが、2021年から徐々に増加し、今年は18%となりました。
少しずつ、クリスマスの賑わいが戻ってきているかもしれませんね。

友だちと過ごす抜粋


2.クリスマスは自宅で過ごす人が半数以上。ホームパーティは約3割と定着

クリスマスをどのように過ごす予定なのか聞いたところ、「いつも通り自宅で過ごす」が5割台半ばともっとも高くなりました。次いで「ホームパーティをする」が3割、こちらも昨年調査の傾向と大きな変化はみられませんでした。
一方で、高い割合ではないですが、「素敵なレストランで食事をする」や「イルミネーションやツリーを見に行く」は2年前の2020年と比べ約2ポイントほど増加傾向にあり、外食や外出をする人々が徐々に増えてきている様子です。
過ごし方


続いて、「クリスマスの過ごし方」の中で上位2項目の「いつも通り自宅で過ごす」と「ホームパーティをする」について、過去3年の調査結果をもとに推移をみていきます。

「いつも通り自宅で過ごす」の割合は、緊急事態宣言など発令が検討されていた2年前の2020年がピークとなり6割強と高めでした。それ以降は徐々に減少し、コロナ拡大前の2019年の割合に近くなってきています。クリスマスが週末か平日かといったことも影響しているとは思いますが、クリスマスの過ごし方がコロナ前に戻りつつあるかもしれません。

一方、「ホームパーティをする」割合は、約3割とやや上昇傾向。『おうち〇〇』という言葉も目にする機会も増えてきた近年。新型コロナの感染拡大をきっかけに、デリバリーやテイクアウトがこれまで以上に充実してきていることや、家族や近しい友達と自宅で集まる過ごし方が定着してきていることが数字に表れてきているのではないでしょうか。

自宅ホームパーティー時系列


3.ケーキを買う予定の人は6割以上、ケーキ専門店での購入予定がメイン

続いて、クリスマスディナーやパーティーのデザートの定番、クリスマスケーキについて、どのように用意する予定があるのか聞きました。
クリスマスケーキを「買う」予定は6割超、「手作りする」予定は約1割となり、買う予定という人が圧倒的に多いことがわかります。
男女ともに買う予定の割合が高く、いずれも6割前後となっています。ケーキ専門店やスーパー、デパートなどで華やかなクリスマスケーキが並ぶので、選ぶ楽しみもありそうですね。
「手作りをする」予定が高かったのは、女性10代で、2割弱でした。
なお、買う・手作りするのいずれもしない予定の人は約3割となりました。

クリスマスケーキ


次に、クリスマスケーキを買う人が、どこで買う予定なのかを聞きました。
買う予定の場所は「ケーキ屋・スイーツ専門店」が約6割と2位以下に大きく差をつけ1位となりました。
男女・各年代ともに「ケーキ屋・スイーツ専門店」が1位となり、大きな違いは見られませんでした。 2位以降は1割前後となりますが、「スーパー」「デパート・百貨店」「コンビニ」「ケーキ屋・スイーツ専門店の通販」が続きます。「デパート・百貨店」は男女ともに20~30代でほかの年代よりやや高くなりました。

グラフにはありませんが、クリスマスケーキを実際の店舗で買う人の割合は8割超、ネット(Amazonや楽天、ネット通販など)で買う人の割合は1割超となりました。ネット通販でのお取り寄せケーキなども充実してきており、今後も注目です。

クリスマスケーキ買う場所ランキング

4.チキンを買う予定の人は5割弱。買う予定の場所は「ケンタッキー」がTOP

クリスマスのチキンについても、どのように用意する予定かを聞きました。
クリスマスチキンを「買う」予定は5割弱、「手作りする」予定は1割弱となりました。「いずれもしない」予定は4割超となりクリスマスケーキに比べると用意をしない予定の人も多い様子です。
男女でみてみると、女性のほうが男性に比べてチキンを用意する予定の割合は高くなっています。
「買う」予定の人は女性30~40代で比較的高く、「手作りする」予定の人は女性の40代~60代以上でやや高くなる傾向となりました。

チキン

チキンを買う人に、買う予定の場所を聞いたところ「ケンタッキー」が3割半ばと1位になりました。次いで「スーパー」が2割台後半で続きます。
男性はすべての年代で、女性は10代~40代で「ケンタッキー」が1位となり、女性50代以降は「スーパー」が1位という結果となりました。
「クリスマスにはケンタッキー」のプロモーションが1974年に始まり、その後パーティーバーレルが発売され、いまやケンタッキーはクリスマスの定番として多くの年代で親しまれているようです。

3位は「コンビニ」で約1割となり、10代~50代では大きな差はみられませんでした。まだまだ割合は低いものの、クリスマスチキンを買う場所として3位にコンビニが入ってくるのは、ファミチキやななチキなどのホットスナックの人気も背景にあるのかもしれません。

チキン買う場所ランキング


今年のクリスマスは、行動制限もなく、イルミネーションやイベントなども各地で開催され、コロナ前のクリスマスの賑わいが戻りつつあります。24日、25日の過ごし方は、家族と自宅でゆっくり過ごしたり、友だちとホームパーティをしたり、それぞれの楽しみ方でクリスマスを過ごす様子がうかがえました。
クリスマスの定番ともいえるケーキやチキンも、買う人や手作りする人などさまざまでしたが、選んだり作ったりする時間もクリスマスの楽しみ方の1つかもしれませんね。


【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国 13歳以上の男女
実施時期:2022年11月28日~11月30日
有効回収数:555,074サンプル
集計対象:有効回収数の中からランダム抽出した男女13歳以上の46,048サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

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